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サウジアラビア駐在・出張に必要な英語とは 

いさお
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いさお
英語と日本語の通訳翻訳者。TOEIC960点、英検1級。2016年から日本とサウジアラビアを行き来し企業の経営会議、技術指導等で18ヶ国300人以上を通訳、及び関連文書を翻訳。サウジ駐在・出張は、「行けば、何とかなる」「英語ができれば、何とかなる」で挑む人は、文化上・英語上のトラブルやストレスに見舞われて、任務の遂行に支障が出やすいと痛感。そこでこれを回避すべく、サウジアラビアに駐在・出張する人が是非知っておきたい情報を、本サイトでお届け!
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知識の習得よりは実践を

サウジアラビアへの駐在や出張への準備・対策ということを考えるとき、多くの人が気になるのが英会話です。

「英語話すの苦手だけど大丈夫かな」
「もっと英語が話せるようになりたいよ」
といったことは、あなたも思ったことがあるかもしれません。

 

確かに英会話の能力は大事です。
英語を意思疎通の道具として使えなければ、サウジへ行っても仕事で目的を望み通りに果たすのは難しいでしょう。

英語といっても、これが読み書きであれば、最悪、時間さえ掛ければ辞書や翻訳機を使って最低限の対処をすることも可能です。

しかし、会話となるとそうもいきません。
会話はキャッチボールなので、あなたと相手の発言の間に長く時間を掛けることができず、リスニングもスピーキングも瞬間的な対応が必要です。
ですから、ある程度は自力でこなせないといけません。

 

ですが、サウジへの駐在・出張の備えとして英会話を考える場合、先ずやるべきことは、例えばアメリカの映画やドラマを字幕無しで見たり、単語を暗記したりといったことではありません(仕事上の専門用語は別ですが)。

なぜなら、もしあなたが英会話に自信を持てずにいるとしたら、その最大の原因は、英語の知識が多いか少ないかではないですし、リスニング能力が高いか低いかでもないからです。

英会話に自信を持てないときの最大の原因は、今ある知識を総動員して意思伝達を図るという、会話の実践不足です。

あなたは既に、あなたが思う以上に英語の知識を持っています。

学生時代に授業で学んだことや、日々の業務で身に付いた専門用語といった形で、知識としての英語が、人によって程度の差こそあれ身に付いているのです。

ですから今目指すべきは、それら手持ちの知識を総動員して、
言いたいことが英語でパッと浮かんで、口を突いて出るようになる。
見聞きした英語が、知っている言葉とパッと結び付いて、内容を理解できるようになる。
そうして学問としての知識を、実用的な道具に変換することこそが、英会話で先ず必要なことなのです。

では具体的にどうすればよいか?
この先このサイトで、そこのところもぜひ知っていってください。

 

 

サウジアラビアならではの英語

「なるほど、そうかそうか。
要するに英会話スクールやオンライン英会話をやればいいのだな。
ようし、やるしかない!」
と、鼻息も荒く覚悟を決めたあなた!

ちょっと待ってください。

ここで、あなたの行き先がサウジアラビアであるがゆえの、英語上極めて重要なポイントがあります。

それは、普通「もっと英語ができるようになりたい」というときに目指す方向性とは異なる、いや、ある意味、真逆にあるとも言えるものです。

サウジアラビアに臨むに当たっての、英語上重要なポイントとは、英語は上手に話せばいいものではない、ということです。

 

というのも、サウジアラビアであなたが仕事をする相手は、ほぼ全員英語のネイティブではありません。

先ず、サウジアラビア人からして母国語がアラビア語です。

しかも、社内外問わずあなたの仕事上の相手は、サウジアラビア人だけではありません。
むしろ、インド人、バングラデシュ人、パキスタン人、フィリピン人、ヨルダン人、エジプト人といった、出稼ぎ外国人や、外国人移住者の方が圧倒的に多いことでしょう。

サウジアラビア政府はサウダイゼーションというサウジ国民の雇用奨励策を取っていて、従業員に占めるサウジ人の割合が40%に達すると、労働省からプラチナに認定されます。
つまり、サウジアラビアでは職場で働く人といえば、それくらい外国人が一般的なのです。

 

サウジアラビアは多国籍社会
これは、サウジアラビアへ駐在・出張する上での重要なキーワードです。

そして、そうした様々な国籍の人たちが入り混じる環境で、互いに意思疎通を図るための唯一の共通言語となっているものこそが、英語なのです。

 

彼ら(と僅かばかりの彼女たち)の英語は、レベルも訛りも様々。
中には欧米に留学して、ネイティブばりの英語を使う人もいます。
その対極には、貧困で充分に教育を受けられず英語も不自由ながら、手っ取り早く身を立てるために出稼ぎに来る人もいます。

だから、あなたがどれだけTPOに応じて教科書のように”正しい”英語を話したとしても、或いは類義語間の細かいニュアンスの違いを考慮しながら単語を選んで話したとしても、英文法的に最適な英語が相手に通じるとは限らないのです。

また、あなたが聞き手の立場のとき、相手の話を何度聞いても理解できず、筆談をしたら驚くくらい簡単な単語でビックリする、ということもあるでしょう。
それぐらい非ネイティブの英語はときに強いクセがあります(個人的には特に、インドのケララ州の人の英語に苦戦しています・・・)。

 

サウジアラビアではあなたも相手も、お互いに英語を外国語として使う間柄です。
ですからサウジアラビアに駐在・出張する上での英語には、
いかに多くの単語を知っているか、
いかに正しく発音できるか、
いかに流暢に話せるかよりも、
いかに相手が理解できる言葉で、誤解を生まずに意思疎通を図れるか、の方が遥かに求められるのです。

そのためには英語力の優劣を別にした、独特のコツがあります。
ワタシも、相手の理解に資するためでしたら、敢えて誤った英語を話します。

この先このサイトを通して、是非サウジアラビアでのあなたの仕事を円滑にする、英語のコツを知っていってください。

 

 

まとめ

1.
英会話に自信を持てないときの最大の原因は、今ある知識を総動員して意思伝達を図るという、会話の実践不足。学問としての知識の、実用的な道具への変換を目指して!

2.
サウジアラビアは多国籍社会。正しい英語への拘りよりも、いかに相手が理解できる言葉で、誤解を生まずに意思疎通を図れるかが、より大事!

 

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英語と日本語の通訳翻訳者。TOEIC960点、英検1級。2016年から日本とサウジアラビアを行き来し企業の経営会議、技術指導等で18ヶ国300人以上を通訳、及び関連文書を翻訳。サウジ駐在・出張は、「行けば、何とかなる」「英語ができれば、何とかなる」で挑む人は、文化上・英語上のトラブルやストレスに見舞われて、任務の遂行に支障が出やすいと痛感。そこでこれを回避すべく、サウジアラビアに駐在・出張する人が是非知っておきたい情報を、本サイトでお届け!
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